ヨーロッパ人工臓器学会発明賞2009受賞!
東北大学加齢医学研究所、芝浦工業大学、早稲田大学の研究チームは、欧州人工臓器学会において、欧州人工臓器学会発明賞を受賞しました。
心不全症例の中には、特に、先天性の心臓疾患をもった症例の場合、左心不全だけではなく、右心不全をきたす場合も多く、静脈性のうっ血などにより 予後が限定される場合も多いことが知られています。そこで、東北大、芝浦工大、早稲田大学の研究チームは、右心循環を補助するための新しい右心補助人工心 筋システムを考案し、動物実験を進めています。
重症心不全に対す終的救命手段として心臓移植と並んで人工心臓の心象が注目され、本邦でも空気圧駆動型の補助人工心臓の臨床応用が進められていま す。しかしながら人工心臓システムは基本的に血液ポンプシステムであり、血栓形成の危険は免れ得ない側面が残ります。更に、血液ポンプは、必要なないとき でも常に打ち続けなければ血液が滞留してたちまち血栓が形成される危険があります。
そこで、東北大学では、個々の患者様の収縮障害の部位に応じたオーダメイド加療を具現化する、心臓を外側からアシストするナノテク人工心筋システ ムのシステム開発を進めています。Apexに拡張機能を維持させ、心房の収縮機能を維持させる手術方式により、拡張障害の発生は予防されている計算になっ ています。
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