遠心式植込み型補助人工心臓の小型駆動装置の開発 EvaSmall
日本は、世界で唯一、国民皆保険制度のもとで、植込み型人工心臓の治療を受けることができる国家です。また、あまり知られていませんが、日本の心臓移植と、植込み型人工心臓の長期臨床成績は世界一良好です。
昨年度より、保険収載で、遠心ポンプ式の植込み型人工心臓の二機種が認可され、日本人であれば誰でも、保険診療の範囲で人工心臓の治療が受けられるようになりましたが、その後、一機種において不具合が発見され、現在日本で保険で手術が受けられるのは、サンメディカルのEvaHeartの1種類のみになっています。
ところが、これまでの人工心臓駆動装置はやや大きく、患者さんが持ち歩くのに、キャスターで引っ張る形式になっていました。
東北大学では、小型軽量化を目指して、動物実験を重ねてきましたが、このほど、小型装置の安定性能が確認されましたので、プレスリリースがなされました。
患者さんにご負担が少ない人工心臓がお届けできるようになります。
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