開心手術、開腹手術のシミュレーションも可能なので、例えば、三次元画像解析技術を応用して、ビデオカメラ二台で、Z方向の距離までリアルタイム推定、三次元情報解析し、心臓や、血管の、動きの、実時間モニタリング解析なども可能になるので、この手法を考案した早稲田大学大学院の植松さんは、日本医工学シンポジウムの、ベストリサーチアワードなど受賞しています
ホントにベストリサーチでした
さらにこの方法を使うと、冠動脈バイパス手術の時に使うスタビライザーなどの性能評価にも直結します。
つまり、冠動脈を縫っているときに、あんまり動いては縫いにくいので、冠動脈の動きを少なくする道具は、性能が良ければ定量的に評価できるわけです
逆に、この動きを、外科医の訓練システムに結実させようというアイデアも生まれました
実験の時、手伝ってくれた、まだ学生さんだった朴君は、三次元データを基に、なんと、福島復興景気に乗って、ベンチャー企業と立ち上げ、商品化に成功しました
冠動脈手術訓練システム=通称「ビート君」です
http://ebm.vc/products/youcan_beat.html#beat
実験室から、製品になっていくデータが出ていくことは、大変うれしいことです
共同研究者だった、当時は大学院生だった朴君は、いまやベンチャーの社長さん!
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmbe/43/4/43_4_653/_article/-char/ja/
頑張ってほしいものです
全然、自分で言ったことを覚えていなかったのですが、
僕が助教授の時に
朴君を案内しながら
「ここでは、どんな人工臓器でもできるし、どんな実験でもできるから、思い切り研究をエンジョイしてください」と、言ったんだそうです(・・・私も若かったなあ)
でも、知らない間に、若い樹が育って、成果は出ているんですね
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