2011年12月7日水曜日

研究室門戸開放


大学1年生:学生への研究室門戸開放の案内

1年生の「学生への研究室門戸開放」の時間

貴施設名:心臓病電子医学  教授名 山家智之

・分野の紹介(研究内容・特に力を入れている分野・現在のトピック等)
 東北大学では、医学部と工学部が仲良く研究を進める「医工学」研究に関しては戦前からの伝統があり、世界で最初に超音波診断法が開発されたのは加 齢医学研究所のこの研究室です。みなさんiPhoneで「PUBMED」をひいて、「HEART TOMOGRAPHY ULTRASOUND」で検索してください。世界最初の論文は、まちがいなくこの研究所から産まれたことがすぐ証明できます。かかる伝統に則り、心臓病電 子医学では、各種人工内臓の開発研究や、各種血管の診断装置、血管年齢の診断装置、超音波診断機器の開発が進んでいます。これに続いて「完全置換型人工心 臓」開発にも取り組んでいます。
・研究がどのように生かされ,応用されているか
 この加齢医学研究所心臓病MEで研究を進めて来た人工心臓が動物実験で世界記録を更新し、今年、保険収載が可能になり、東北大学病院でも臨床がは じまりました。東北大で実験が進められて来た埋め込み型補助人工心臓が、これまで救命不可能だった患者さんの命を救っているわけです。これに続いて「完全 置換型人工心臓」開発にも取り組んでいます。 TAHte-1s.jpg
 心臓血管病の大元は動脈硬化です。そこで予防医学の方面でも、世界各国と動脈硬化の共同研究を行い、國別の標準値を探求する事で、世界中の予防医学、保険診療に貢献しています。リハビリ機器の開発も進めています。

・研究室で大切にしていることなど
 ズバリ 新しいアイデアです  みなさん、なんか思いついたら是非! 加齢研へ!  東北大では何でも出来ます!

・見学中に学生に学んでほしいこと
 研究開発中の人工臓器、リハビリ機器、医療機器に交代でタッチして、医療機器開発の現場を楽しんで行ってください
更新日時:2011/12/07 18:30:39