2014年1月21日火曜日

東北大学医学部1年生、3年生、4年生、大学院生の屋根瓦方式実習

アメリカのインターン制度、レジデント制度では、医学生の教育システムは、屋根瓦方式と呼ばれています
 どういう方式かというと、インターン1年生は、2年生が教え、インターン2年生はレジデントが教え、レジデントは、病棟スタッフが教えます
 つまり、近い学年が、すぐ後輩を教えるわけですね

 んで、東北大学医学部の基礎修練の学生さんです。
 彼らは、まだ、3年生で、やっと解剖と病理が終わったばかり、内科も外科も授業すら始まっていません。
 ですが、今年も去年も優秀な学生さんで、すでに、人工心臓の実験の概要をつかみ、論文の執筆にかかっています。
 そこで、ピカピカの医学部1年生の研究室訪問に、アメリカのインターンと同じ屋根瓦方式で、教えてもらっているわけです。
 OSCE直前だったにも拘らず、去年うちで基礎修練した4年生の学生さんも、たまたま遊びに来てくれました。
 彼らも、去年は、後輩にこうやって教えてくれていたわけです
 で、今年は、後輩が教えているところも、教えています。

 いわば二段重ね屋根瓦方式


 と、言うところで、大学院医学系研究科の、彼らの先輩にあたる医師が、完全置換型の新しい人工心臓の手術術式も実験していますので、ピカピカの一年生に、実験や手術を見学して教えてもらっています。
 写真を拡大すると、心停止している心電図が見えます
 心臓は止まっていますが、循環は、人工心臓で、流れています


 つまり、大学院生が、医学部生を教え、医学部生は1年生を教え、三段重ね、四段重ねの屋根瓦方式を形成しているわけです。

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