2014年5月31日土曜日

この本はちょっと・・・

原発派さんや、反原発さんの本も、みんなそうですが、知見をわかりやすくアウトリーチするのは大事ですが、エビデンスのレベルを提示してほしいなあ・・・確からしい話も怪しい話も、み~な一緒くた。臨床データや動物実験や、何の根拠もない(言いすぎかな?)心理学の実験まで、同じに並べてはいけません
面白いんだけど・・・だんだん怪しい話も、その信頼性の、確かめもなく、どんどん入り込んでいくので、なんだか、仏教やありがたい弘法太子様のお話から、「幸運の壺」を買わされるお話までを、押し付けられているような気がしてきてしまう
流行の「美味しんぼデマ」の話に乗せていえば、反原発運動家は、反原発を、反体制運動に直結させるために、「福島に住むな!」と、騒ぎ立てて寄付金を集めているわけですが、その漫画の「2年間の時間をかけて綿密に調べたデータ」と、豪語する根拠データは、「大阪おかんの会」(何だよ、それ・・・という感じのネーミングですが・・・サヨク系市民運動家なんでしょうねえ~、あ~あ・・・と、ため息)が、ネットでとっただけの、怪しい確度の極めて低いアンケートで、がれきの焼却を引き受けた大阪の回りの住民千人中の八百人に有害症状、何て描写が漫画に出て、市長の抗議を受けたりするわけです。だいたい千人の調査何て、数字見ただけで、こりゃあもう、まともな統計じゃないってわかりそうなものなのに。この作者と編集部のリテラシーのなさは、犯罪レベルですね。あげくに、うちは、関係ありませんって、HPの中で、裸足で逃げだしているのを公表していんだから、逃げるくらいなら、初めから嘘をつくのはやめなさい。
そういう、見るからに、嘘を吐くためだけに作っている左翼系アンケート調査なんてのもあるので、アンケートや心理調査は難しいんですよ。
医学系の学会が出す臨床ガイドラインでは、一応、エビデンスレベルを分けて提示しますが、そういう工夫もあっていいんじゃないかな・・・


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